歯根がないとあごの骨が退化するのはなぜでしょうか?
人体は、使用しないと衰えるように出来ています。
使われない筋肉が萎縮し、細くなっていくように、骨もまた一緒で、使わないと衰えていきます。
顎の骨も同様で、噛むことによる刺激が伝わらない部分は、自然と細くなっていくようにできているのです。
なぜなら、骨の細胞は常に、古いものは壊れゆき、新しいものが生産されます。
しかし、不要な部分と判断されると、新しい骨細胞の生産がストップしてしまうのです。
歯根がなくなり、噛む刺激が伝わらなくなると、骨細胞の再生産が行われなくなります。
そのため、歯を抜けたままにしておくと、あごの骨が退化し、変形してしまうのです。
義歯は抜けた歯のかわりになるものを、歯肉の上に乗せているだけです。
なので、骨には何も無い状態です。
骨の内部に噛むことによる刺激が伝わらず、不要な部分と判断されます。
よって、骨細胞の再生産が行われず、骨が徐々に痩せてゆき、次第に顎の骨の形が変形してしまうのです。
顎の変形の程度によっては、義歯を調整しても合わせるのが困難になるため、新しい義歯を作る必要が生じます。
インプラントの場合は、顎の骨の中に人工の歯の根を生めて、骨と結合させるので、噛む刺激が直接骨に伝わるのです。
骨を常に刺激し、骨の再生産を促すため、顎の退化を防ぐことが可能です。
